長野県小布施町の旅
秋のはじまり、小布施をゆく — 雨に濡れる栗と北斎の町
こんにちは!日の丸不動産です
長野県の北部にある小布施町へ行ってきました。
秋の入口を感じさせる10月の終わり。天気はあいにくの雨でしたが、そのしっとりとした空気が、かえって小布施の静かな風情を引き立てていました。
雨の街歩き
本当はゆっくりと街を散策したかったのですが、雨脚が強く、傘を差しながらの短い散歩にとどまりました。紅葉にはまだ少し早く、街路樹はほんのり色づき始めたところ。
それでも、石畳の道や古い蔵の建物、栗菓子のお店が軒を連ねる通りには、小布施らしい落ち着いた魅力が漂っていました。
竹風堂の栗おこわ
お昼は「竹風堂」で名物の栗おこわをいただきました。
ふっくらとしたもち米の中に、ほくほくの栗がたっぷり。甘すぎず、栗そのものの味わいが引き立っていて、雨の肌寒さの中で心までほっと温まる味でした。
北斎館と岩松院へ
小布施といえば葛飾北斎の町。
北斎館では晩年の作品を鑑賞しました。北斎は80代になっても目が驚くほど良く、驚異的な集中力と体力で筆を走らせていたといいます。
なんと、江戸(現在の東京)から小布施まで、80代にしてわずか6日間で歩いてやって来たという逸話も残っているそうです。その健脚ぶりにはただ驚くばかり。
岩松院では、北斎が描いた天井画「八方睨み鳳凰図(八睨みの鳳凰)」を拝観しました。どこから見ても鳳凰に睨まれているように感じる、迫力ある作品です。撮影は禁止でしたが、その鮮やかな色彩と生命力は目に焼き付いて離れません。
写真は、北斎館で撮影した鳳凰の絵です。
友好のつながり
ちなみに、小布施町は北斎ゆかりの地・東京都墨田区と友好都市関係にあります。
江戸と信州を結ぶ北斎の縁が、今も人と街をつないでいるのだと感じました。
雨の中の余韻
帰り道、濡れた栗の木の葉が街灯に照らされて輝いていました。
雨の小布施は少し静かで、少し寂しく、そしてとても美しかったです。次は、紅葉が深まる頃にもう一度訪れてみたいと思います。
次回のブログもお楽しみに!
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